2023-2024
ACTA
Workshop Schedule
ACTAから今後のワークショップのお知らせです
今後2年の間、ACTAでは”心理アセスメントと心理療法で恥(Shame)を扱う”をテーマに心理アセスメントと心理療法における恥(Shame)について、一連のトレーニングを実施する予定です。
ワークショップスケジュール
ワークショップ①
2023年5月3日〜5日
「みんな私が悪いのね:心理アセスメントにおける恥と恥への防衛を理解する」
ワークショップ②
2023年秋
「重篤な恥を抱えたクライアントのケースコンサルテーション」
ワークショップ③
2024年春
「健全でない恥からの回復を支援するために心理アセスメントを用いる」
ワークショップ④
2024年秋
「重篤な恥を抱えたクライアントのライブ治療的アセスメント」
これらのワークショップでは、臨床家はどのように恥に気づけば良いのか、またクライアントが健全でない恥を癒すためにどのように直接的に働きかけると良いのかを学ぶことができます。ワークショップ④に向けて、学びを重ねていきますが、それぞれのワークショップは独立しています。今回はワークショップ①のご案内です。
ワークショップ①
「みんな私が悪いのね:心理アセスメントにおける恥と恥への防衛を理解する」
恥の成り立ちや現象論、機能についての講義をスティーブン・E・フィンが行った後、心理検査に現れる恥やその見分けについてそれぞれの心理検査の専門家が講義をします。
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MMPIとMMPI-3(スティーブ・E・フィン)
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ロールシャッハ・テスト(中村紀子)
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ワルテッグ・テスト(アレッサンドロ・クリシ)
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早期記憶回想法(EMP)(フランチェスカ・ファンティーニ)
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サーストン・クラドック恥のテスト(TCTS)(ジュリー・クラドック・オリアリー)
MMPI、EMP、ワルテッグ、TCTSに初めて触れる方や復習したい方は、ワークショップ前にこれらのテストの紹介ビデオを見ることができます。
締切:
早割:2023年3月15日(水)/ 通常:2023年4月12日(水)
対象者:
このワークショップはカウンセリング・心理療法を行なっている専門家であればどなたでも参加できます。守秘義務を遵守できる心理アセスメントを学んでいる大学院生も参加できます。
【大学院生について】守秘義務を遵守できる心理アセスメン トを学んでいる大学院生を指します。
※この研修は臨床⼼理⼠の資格更新ポイントを申請予定です。研修証明書の発⾏は研修の全⽇程参加が必須となります。
守秘義務について:
守秘義務承諾書を書いていただきます。守秘義務誓約書は署名の上、スキャンや写真撮影等したものをメール添付してご返信ください。
開催形式について(2023年3月7日追記):
感染拡大の状況によっては、開催形式を変更することがあり、その場合一カ月前までにはお知らせいたします。その際の受講料の変更はございません。それに伴う諸経費のご負担は各自でお願いします。
料金
※料⾦は全3日間分の通訳費用、参加料、資料代が含まれており、参加日数にかかわらず⼀律料⾦であることをご了承ください。
※治療的アセスメント研究所(TAI)のメンバーになっていただけますと、ニュースレターの購読やワークショップの割引など様々な会員特典を受けることができます。詳細はTAIについてのぺージを御覧ください。
2023年春ワークショップ①
「みんな私が悪いのね:心理アセスメントにおける恥と恥への防衛を理解する」
申し込みフォーム
下記の申し込みフォームからお申込みください。
お申し込み後、事務局より選択された参加費のお支払方法と守秘義務誓約書をお送りいたします。守秘義務誓約書は署名の上、スキャンや写真撮影等したものをメール添付してご返信ください。
①参加費のお支払と②同意書への署名を確認を持って正式な受付完了となります。
(お納めの参加費の返金には理由に関わらず応じられません。)
※フォームによるお申し込み後、ご自身が入力された申し込み内容が自動返信されます。自動返信がない場合は、フォームに入力したメールアドレスが間違っている可能性があります。その際はお手数ですが、事務局へメール(asiancta@gmail.com)するか、再度申し込みフォームから入力してください。
また、2週間を経過しても事務局から返信がない場合は、その際も、事務局までご連絡をお願い申し上げます。
講師紹介
スティーブン・E・フィン
(Stephen E. Finn, Ph.D.)
ACTAのトレーニングディレクター。パーソナリティアセスメントの国際的な専門家であり、心理アセスメントと深層心理療法を体系的に統合する手法である治療的アセスメントの研究を先導してきた。治療的アセスメントセンターの創設者であり,テキサス大学オースティン校の心理学臨床准教授,イタリアのミラノ・カトリック大学にある治療的アセスメントのヨーロッパセンターで上級研究員とトレーニングディレクターを務めている。心理アセスメントや心理診断など、臨床心理学に関する書籍や記事、章を多数発表している。2011年、パーソナリティアセスメントへの生涯貢献に対して、パーソナリティアセスメント学会(SPA)からブルーノ・クロッパー賞を授与された。
中村 紀子 (Noriko Nakamura, Ph.D)
ACTAのクリニカルディレクター。 中村心理療法研究所の共同ディレクターとして、30年以上心理アセスメントと心理療法に取り組んでいる臨床心理士、公認心理師。ロールシャッハ・フィードバック・セッションを心理療法に実践・応用していることでも知られている。国際ロールシャッハ学会会長(2014-2021)、国際治療的アセスメント研究所理事を務める。包括システムによる日本ロールシャッハ学会前会長(2003-2014)。成人と、カップルのTA認定資格有。
ジュリー・クラドック・オリアリー
(Cradock O'Leary, Julie, Ph.D)
アラスカ州アンカレッジで開業している認定臨床心理士。 子ども、青年、成人の心理療法と心理アセスメントを行っており, 自己心理学の影響を受けたサイコダイナミック・アプローチを用いている。サーストン・クラドック・恥のテスト(TCTS)の共著者であり、28年以上にわたり恥の研究を続け、現在も世界中の文化において恥の感情が個人にいかに作用しているかについての研究に意欲的に取り組んでいる。米国心理学会、国際ロールシャッハ・投映法学会、米国パーソナリティアセスメント学会、治療的アセスメント協会の会員である。米国パーソナリティアセスメント学会誌を含むいくつかのジャーナルの査読者であり、ロールシャッキアーナの査読委員会にも参加している。
アレッサンドロ・クリシ
(Alessandro Crisi, Ph.D)
イタリア・ローマの認定心理学者、心理療法士。イタリア・ ワルテッグ協会(Institute of Italian Wartegg)の創設者・所長であり、ローマ・ラ・サピエンツァ大学の臨床心理学プログラムの非常勤教授を務める。ワルテッグ・テストを筆頭に、多くのパーソナリティ・アセスメントについての豊富な臨床経験を持ち,ワルテッグ・テストの新しい解釈システムであるクリシ・ワルテッグ・システム(CWS)の開発以来、世界各国でCWSに基づくワルテッグ・テストに関する講演やトレーニングを精力的に行っている。心理アセスメントに関する多くの著書を著しており,彼によるCWSのマニュアルは英語、日本語に翻訳され、世界各国で用いられている。
フランチェスカ・ファンティーニ
(Francesca Fantini, Ph.D.)
療的アセスメント研究所理事。認定臨床心理士。イタリア、ミラノのカトリック大学で大学生のためのカウンセリングサービスを取りまとめている。治療的アセスメント・ヨーロッパセンター(ECTA)のコーディネーター。イタリア国内のみならず海外においても、パーソナリティテスト、テストの協働的な用い方、治療的アセスメントについて大学院や卒後研修で教鞭をとっている。異なるタイプのクライアント(子どもと家族、成人)との治療的アセスメントや、多文化的アセスメントにおける投映法の適用についての論文を多数発表。Tell-Me-A-Story多文化的投映テスト(TEMAS)のイタリア語版著者の一人。治療的アセスメントの成人、子どもと家族の認定セラピスト。