治療的アセスメント入門
2024年
B日程
2024年2月4日(日)
時間 9時半~17時
オンライン開催
講師:
西田泰子 (常葉大学短期大学部)
野田昌道 (北海道医療大学)
馬淵聖二 (千歳烏山心理相談室)
スティーブン・E・フィンの治療的アセスメントのケースビデオ使用(動画の全てに日本語字幕がついています)
A日程(new)
2024年6月2日(日)
時間 9時~17時
場所 飯田橋レインボービル
講師:
中村紀子 (中村心理療法研究室)
村上貢 (村上カウンセリングオフィス)
小倉菜穂子(八王子メンタルクリニック)
中村紀子の治療的アセスメントイニシャルケースビデオを用います。(2022年の入門WSで用いたケース)
治療的アセスメント(Therapeutic Assessment)とは、
心理アセスメントを使って、その方の抱えている問題や人生の課題を、より良い方向へ変化させるための短期的な心理療法です。今回の治療的アセスメント入門編では治療的アセスメントの基本的な構造、各ステップについて事例のビデオを用いながら学んでいただけます。
入門編はリピーターも多く、初めて治療的アセスメントを学ぶ方も、もう一度学びたい方や、日本語で改めてじっくり学びたい方にとっても充実した内容になっております。
A日程(8月27日)は、中村紀子の治療的アセスメントのイニシャルケースのビデオを用い、ワークを導入し体験的に学んでいただけるよう工夫しました。B日程(2月4日)は、スティーブン・E・フィンの治療的アセスメントのケースビデオを再度検討し入門用に選びなおしました。
今まで参加の機会を逃しておられた方も、これまでご参加されたことがある方も、新たな学びを得られる機会ですので、ぜひご参加ください!
ワークショップの目標
・心理テストを情報のツールとしてだけでなく、治療的介入の一環として使うという新たなモデルについて理解する。
・治療的アセスメントの中核的概念(ナラティブアイデンティティ、自己確認、崩壊、協働、恥、好奇心、アタッチメント、拡大鏡としての心理テスト)について理解する。
・治療的アセスメントの初回セッションの目標について理解する。
・心理テストを使ってアセスメント結果をクライアントに伝える方法について学ぶ。
・フィードバックセッションがどれほどクライアントにポジティブな影響を与えるかを理解する。
・クライアントと共有できる心理アセスメントのレポート様式について学ぶ。
治療的アセスメント入門 詳細
申し込み締め切り
●B日程:
早割2023年12月6日(水)
通常2024年1月12日 (金)
●A日程:
早割2024年4月17日(水)
通常2024年5月17日(金)
対象者
このワークショップはカウンセリング・心理療法を行なっている専門家であればどなたでも参加できます。守秘義務を遵守できる心理アセスメントを学んでいる大学院生も参加できます。
開催方法について
B日程(2月4日)は、Zoomを使ったリモート開催を予定しています。ご自身のPCでZoomが利用できるようアプリをインストールの上、環境設定をお願いいたします。1名につき1端末で受講してください。
守秘義務誓約書について
お申し込み後、事務局より選択された参加費のお支払方法と守秘義務誓約書をお送りいたします。守秘義務誓約書は署名の上、スキャンや写真撮影等したものをメール添付してご返信ください。
臨床心理士ポイント
このワークショップは臨床心理士の資格更新ポイントを申請予定です。
TAIメンバーについて
治療的アセスメント研究所(TAI)のメンバーになっていただけますと、ニュースレターの購読やワークショップの割引など様々な会員特典を受けることができます。詳細はTAIについてのぺージを御覧ください。
料金
※治療的アセスメント研究所(TAI)のメンバーになっていただけますと、ニュースレターの購読やワークショップの割引など様々な会員特典を受けることができます。詳細はTAIについてのぺージを御覧ください。
治療的アセスメント入門申し込みフォーム
下記の申し込みフォームからお申込みください。
お申し込み後、事務局より選択された参加費のお支払方法と守秘義務誓約書をお送りいたします。守秘義務誓約書は署名の上、スキャンや写真撮影等したものをメール添付してご返信ください。
①参加費のお支払と②同意書への署名を確認を持って正式な受付完了となります。
※申し込み完了されたB日程の方にはZoomにアクセスするための招待メールをお送りいたします。
※お納めの参加費の返金には理由に関わらず応じられません。
※フォームによるお申し込み後、ご自身が入力された申し込み内容が自動返信されます。自動返信がない場合は、フォームに入力したメールアドレスが間違っている可能性があります。その際はお手数ですが、事務局へメール(asiancta@gmail.com)するか、再度申し込みフォームから入力してください。
また、2週間を経過しても事務局から返信がない場合は、その際も、事務局までご連絡をお願い申し上げます。
参考図書
スティーブン・E・フィン(2014)
『治療的アセスメントの理論と実践―クライアントの靴を履いて』金剛出版
著者紹介
Stephen E. Finn, Ph.D.
アメリカ・テキサス州オースティンにTAI(治療的アセスメント研究所)を創設、認定臨床心理士として臨床実務に携わる。テキサス大学臨床心理学准教授、イタリア・ミラノのカトリック大学にある( European Center for Therapeutic Assessment(ECTA)の上級研究者およびトレーニングのディレクターとして活躍。1984年にミネソタ大 学で博士号を取得、アメリカ心理学会パーソナリティ部門フェロー会員として 2002年から2004年まで会長を務める。理論と技法に関する論文、著書は多数あり、以下の著書は日本語訳が出版されている。Manual for Using the MMPI-2 as a Therapeutic Intervention.(田澤安弘・酒木保訳 2007 MMPIで学ぶ心 理査定フィードバック面接マニュアル 金剛出版)、In Our Clients' Shoes: Theory and Techniques of Therapeutic Assessment.(野田 昌道・中村 紀子訳 2014 治療的アセスメントの理論と実践―クライアントの靴を履いて 金剛 出版)。2011年にはパーソナリティ・アセスメントの優れた業績を残した人に与えられるブルーノ・クロッパー賞を受賞。2017年8月には、アメリカ心理学会(American Psychological Association : APA)よりセクション12(臨床心理学部門)の「生涯突出した貢献をした者に贈られる賞」(Distinguished Lifetime Contribution award)を、2018年に同じくAPAより、人間主義心理学の理論と実践への卓越した貢献に対して、人間性心理学部門のカール・ロジャーズ賞を受賞。